浜北新工場【デラックス工場】を視察して分かったこと。

11月中旬、白洋舎創立50周年、2020年の11月に浜北にオープンさせたばかりのデラックス工場を視察して参りました。どの辺りがデラックスなのか? しっかり見てこようと思います。
 

まず、建物の外壁がリモアか? (笑) という位のいい感じのステンレスでできています。頑丈でありかつ洗練されている印象を受けました。

チラ見した工場内が、広々で既にびっくりです。
奥の入口から室内履きに履き替え、まずは二階に上がります。

いきなり見えてきたのが、染み抜き工房とでもいいましょうか、様々な素材、汚れに対応する「染み抜き設備達」これは、本格的ですね。ドクターのオペ室のようです。

実際の染み抜きされている方に聞いてみたところ、墨汁のシミ取り中とのこと。墨汁には繊維が入っているらしく、まずは油分をとり→次に海面活性剤で繊維を引っ張り出し→残った色素を別の液体でとるとのこと。見てみると確かに黒い線がなくなっていってます。

次に案内されたのが、乾燥室。この乾燥室がデラックス工場の目玉でもあるのですが、温かい風でふんわりとした仕上がりを可能にする特別な施設とのこと。

乾燥室の後ろ側は、もう一つのデラックス工場の目玉である「大型の保管スペース」がありました。

ここでは「洗い終わった衣類を次の季節まで保管」したり、「さっと汚れを落とした衣類を真空保管して、シーズン前、着る直前に洗い<直前洗い>仕上げたてを」お届けする為の保管スペースとなります。

スニーカーや防具、チャイルドシートが沢山置かれていました。
室温は26度。半袖でも過ごせそうな丁度良い温度です。

一階に降りてくると、先ほどチラ見した入口反対側に出ます。出荷を待つクリーニング後の仕上がり品が沢山吊る下がっています。施設が大きいからか、まだまだ余裕がありそうに見えます。

その奥には、熟練した職人さん達による、仕上げスペースが。

溶剤を自動で管理する設備と、その前に大型の洗濯機が整然と並んでいました。

そして、締めは布団クリーニング場です。ここも大きいですね。

洗い立ての毛布がありましたが、とっても色鮮やかに見えます。写真は有りませんが、ズボンの幅をせばめるお直し等も受けられているとのこと。

今回、デラックス工場を実際に視察してみて分かったことですが、スタッフさんが働きやすく、大量保管もできる大きな建物の中に、仕上げ風合いに直結する乾燥室や染み抜き名人を配置した専門スペースを作り上げていること。そして、仕上げ職人さん達の手際良い動きに魅了されました。

「デラックス工場」で提供したいサービスのなんたるか・・・が見えてきた気がします。