湖西市白須賀・妙泰寺の一角に私設図書室オープン！

 
慶長元年（1596年）に開基され、タヌキを供養する「狸塚」のある珍しい寺としても知られる湖西市白須賀・妙泰寺。
 
今年5月、その境内の一角に“お寺の図書室”が開設され、ちょっとした話題となっているのをご存知ですか？　

 
発端となったのは、妙泰寺の元住職であり、御年100歳となる河村孝照（こうしょう）さん。
インド哲学や仏教の研究者（文学博士）、日本伝統文化研究所の所長として知られ、東洋大学で教授を務められていた経験もある孝照さんが「長年収集してきた蔵書を地域や檀家さんなどに広く公開したい」という思いから設立に至ったそうです。
 
図書室は、妙泰寺を拠点に活動する日本伝統文化研究所の建物を改修してできており、入り口に掲げられた孝照さん直筆の「妙泰寺 図書室」の看板が目印となっています。

 
室内には、宗教や哲学に関する貴重な専門書をはじめ、茶道や歴史関連の書物、新書、子ども向けの絵本まで、1,000冊以上の蔵書が備えられていて、孝照さんが編著者を務めた書籍にも触れることができます。
 
誰でも無料で利用することができるそうなので、気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね（図書室の開放は週末を中心に不定期となっているようなので、事前に確認してから訪れるのがおすすめです）。
 
●●● 妙泰寺 図書室 ●●●
会場：妙泰寺（湖西市白須賀1393）
料金：無料